2020年10月20日(火)富岡地域交通実証実験を視察
- 2020.10.20 Tuesday
- 18:59
10月11日(日)から横浜市金沢区富岡エリアで実施されている「富岡地域交通実証実験」を
本日(20日)視察させて頂きました。
地域交通課題解決に向けた 乗合型移送サービスの実証実験で、3年目の今年は運行範囲の
大幅拡大、実用化を見据え有償での検証も実施しています。
期間を2ヶ月間実施し、本格運行に向けた取り組みを推進していく課題としては、運賃収入のみ
では事業の継続が困難であるため持続可能にするための工夫が必要。
【公民連携による産学官連携した取り組み】
京急電鉄が主体となって横浜国立大学および横浜市都市整備局が実施しました。
これまで急勾配な坂道が多く、バス停や鉄道駅へのアクセスが容易でない地域が
あるなど、交通課題を抱えた同地区において、過去、「路線定期運行」と
「フリーエリア運行」に分け、実証実験に取り組むことで、今後の交通システムの
在り方について検証を重ねています。
今年度は、「路線定期運行」では、過去の実証実験で利用者からいただいた、
(1)「より広範囲で利用したい、さまざまな場所から乗車したい」といったご要望に対して
→『対象エリアの拡大』と『手挙げによる路線上での自由乗降』を追加。
(2)『フリーエリア運行』では、「地域の移動ニーズに合ったエリア設計が必要」、
「前日予約が必要なので急な移動に使えない」というご意見に対して、
→京急富岡駅・能見台駅や京急ストア能見台店などと接続し地域の移動ニーズに合わせ
たエリア設計、オンデマンド運行では、最短当日15分前
電話予約は最短当日60分前まで配車予約可能と利便性を大幅に向上させています。
現在は無料運行での実証実験をし、令和3年1月10日〜2月28日の50日間は、
有償運賃路線:200円(未就学児は無料)
オンデマンド運行:300円(未就学児は無料)
コロナ対策も急務の中、地域交通をどう維持していくかは地域住民にとっても深刻な問題です。
今後、高齢化や人口減少時代の中、持続可能なサービス実現へ調査研究を推進して行きます。
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