2019年11月19日(火)「ロームシアター京都」を視察
- 2019.11.19 Tuesday
- 17:53
本日(19日)、横浜市会芸術・文化議員懇談会で京都市にある「ロームシアター京都」を視察
させて頂きました。
ロームシアター京都は、京都会館(1960年開館)の施設の老朽化が進み、舞台機能が近年の
興行ニーズに応えられていない状況の中で再整備し、2012年3月末をもって一旦閉館し、
2016年1月にロームシアター京都としてリニューアルオープンした施設です。
【運営概要】
1.ネーミングライツ ローム株式会社 50年 52億5千万円
2.運営者ついて 指定管理者 (公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
3.貸館事業 2018年度実績 メインホール81%
サウスホール80% ノースホール72% 利用料金収入約3億33百万円
4.自主事業 2018年度実績 31事業95公演 総入場者数57198名
5.賑わいスペース事業 公募型プロポーサル方式による募集
[1]ブック&カフェ[2]レストラン
[3]キオスク[4]ギャラリー・ライブラリー
(特徴として10年間の長期契約期間がある)
【事業費】 110億円 (一般財源42億円 国費24億円 市債44億円)
【年間事業費】 9億円 (京都市4億円 利用料金収入3.3億円 他)
今回、視察させて頂いたロームシアター京都は、文化芸術の創造・発信拠点として、文化芸術
都市・京都の名を高め、京都のまち全体の発展に寄与することを目指しています。
舞台芸術公演が行われるホール以外に、賑わいを創出する新しい施設を備えることで、
これまでにない開かれた場が生まれ、「劇場のある空間」を中心として、人々の暮らしの
感覚と芸術とが相互に繋がり、京都に新しい「劇場文化」を形づくっています。
“時代ごとの新しい価値を、これまで築いてきた古い価値の上に重ねていく” という、
リニューアルオープンに向けた想いは、建物の価値継承にとどまらず、ロームシアター京都で
行われる事業においても同様だそうです。
伝統の継承と新たな創造を続ける文化芸術都市・京都のまちづくりの理念にもつながるもの
と言える。そうした考えに基づいて京都に新しい「劇場文化」を形づくるため、「創造」「育
成」「交流」「生活」の4つの要素を事業の柱としています。
それぞれが独立して行われるものではなく、各要素が循環して発展していく、有機的なサイクルを
生み出しています。
大変参考となりました。 横浜市での文化・芸術政策の推進に活かしていきます。
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