【2016年8月25日付タウンニュースに掲載されました!】
市政報告
「五大都市政策研究会」で子どもの貧困対策を発表
横浜市会議員 中島光徳
8月4日、名古屋市で第24回公明党五大都市
(横浜・大阪・京都・神戸・名古屋)
政策研究会を開催しました。
テーマは「子どもの貧困対策について」。
横浜市の発表では、私、中島みつのりが
横浜市の現状と取組み及び国への要望事項を発表
させて頂きました。
横浜市で本年3月に策定した「横浜市子どもの
貧困対策に関する計画」の内容と課題を発表し、
公明党横浜市会議員団が、市に毎年の予算要望
及び議会質問において子どもの貧困の解消、
また貧困の連鎖の防止に向け、横浜市の「実態
把握」とその改善に向けた「切れ目のない支援策
の策定」を一貫して要望してきた報告をしました。
また具体的な国への要望事項として6項目あげ、
その中で、大学等進学のための給付型奨学金制度の
創設の必要性を訴えました。
国による平成25年度国民生活基礎調査では、
我が国の子どもの貧困率は16.3%(24年)。
さらに横浜市によると、国が示した貧困状態の
世帯は、約半数が子どもの進学の断念や中退の経験
・可能性があり、教育費の不安が大きくなっています。
「ニッポン一億総活躍プラン」においても創設に
向けて検討することが盛り込まれた「給付型奨学金」
は、子どもの学ぶ希望を実現し、「貧困の連鎖を断つ」
ために大変有効であるため、早期実現が必要と発表
させて頂きました。
また、国の子供未来応援基金の活用における草の根
で支援を行うNPO等へ資金提供をさらに拡充するため、
各都市(横浜市)で独自で子供未来応援基金を創設し、
現在「子ども食堂」と呼ばれる食事の提供を行う子ども
の居場所づくりなど、多様な担い手による、創意工夫を
凝らした、子どもの貧困対策がさらに拡大できる様な
環境づくりを提案させて頂きました。
結果集約し、国に提言へ
最後に行われた「各都市の予算要望及び議員条例の
紹介」では各都市から活発な質疑があり、有意義な政
策研究会となりました。今後、今回の政策研究会を
集約し、五大市として「国への提言」を作成します。